Samba de a Be GO!

とりあえず、私が BeOS に Samba を導入したときの手順を書いておきます。
とはいっても、基本的には付属のドキュメントに従って インストールを行っただけで、何も特別なことはやっていません。
英語のドキュメントを読むのが面倒だ、という人向けです(笑)。
あと、導入を行った後の各種設定に関しては、私がここで書くよりも 「日本 Samba ユーザ会」のページあたりを見てもらった方がいいかと思いますので、 特に書きません。

私がインストールした環境
ワークグループ名ホスト名OSIPアドレス
shootingxexexWin2000 Pro192.168.0.1
shootingrtypeBeOS 5.0.3 Pro192.168.0.2
本当は他にも色々ぶら下がっているのですが、 話を単純にするために上の 2 台のみを考えることとします。

  1. まずは BeBits から、 Samba のバイナリをとってくる。 今回使ったのは Intel 版の ver.1.9.18p7 for R5.0.3 なバイナリ (sambapack_03.zip) です。
  2. 適当な場所に拾ってきたアーカイブを展開します。
  3. アーカイブを展開したフォルダを Tracker で開いて「samba」フォルダを 「Drag_here_samba_folder」にドラッグ & ドロップする。
    (これで /boot/beos/system/servers に samba フォルダが移動しているはず。)
  4. /boot/home/config/settings/network をテキストエディタで開いて、
    1. GLOBAL:
          HOSTNAME = あなたのマシン名
      
      という行があるのを確認。無ければ追加。マシン名が合ってなければ変更。 例えば、ウチの環境だと、
      GLOBAL:
          HOSTNAME = rtype
      
      となります。
    2. ms_sharing:
          MSSHOWHIDDENSHARES = 1
          MSWORKGROUP = Windowsのワークグループ名
          MSUSERNAME = ここは変更しなくて良い?
          MSPASSWORD = ここは変更しなくて良い?
      
      と言う行があるのを確認。これは必須ではないけどあった方がよい、らしい。 ワークグループ名が合ってなければ変更。 例えば、ウチの環境だと、
      ms_sharing:
          MSSHOWHIDDENSHARES = 1
          MSWORKGROUP = SHOOTING
          MSUSERNAME = ここは変更しなくて良い?
          MSPASSWORD = ここは変更しなくて良い?
      
      となります。
  5. 続いて、 /boot/beos/etc/hosts があるかどうか探します。 なければ、ターミナルから
    $cd /boot/beos/etc
    $cp hosts-sample hosts
    
    とでもして作っておきましょう。で、 /boot/beos/etc/hosts を テキストエディタで開いて、
    127.0.0.1 localhost
    あなたのマシンのIP あなたのマシン名
    
    という行があるかを確認。無ければ追加します。例えば、ウチの環境だと、
    127.0.0.1       localhost
    192.168.0.1     xexex.shooting  xexex
    192.168.0.2     rtype.shooting  rtype
    
    といった感じ。
  6. /boot/beos/system/servers/samba/lib/smb.conf をテキストエディタで開いて、
    1. [global]
      workgroup = あなたのワークグループ名
      
      という行があるかを確認。無ければ追加します。例えば、ウチの環境だと、
      [global]
      workgroup = SHOOTING
      
      となります。
    2. allow hosts = 接続許可したいホスト
      
      という行があるかを確認。無ければ追加します。例えば、
      allow hosts = 192.168.0. 127.
      
      とすれば、IPアドレスが 192.168.0.* または 127.*.*.* のホストのみに 接続を許可します。
    3. netbios aliases = あなたのマシンに追加したい別名
      
      という行があるかを確認。自分のマシンに別名を付ける機能らしいが、 必要なければ
      ;netbios aliases = hoge
      
      と言った具合に行頭にセミコロンをおいてコメントアウトしてしまえば良いようです。
  7. 長かったですが、これでようやく最低限の設定は完了です。 次は、起動の確認をします。
    ターミナルを起動して、
    $cd /boot/beos/system/servers/samba/bin
    $./nmbd &
    
    と入力します。何もエラーが表示されなければ、続いて
    $./smbd &
    
    と入力します。ここでもエラーが表示されなければ、無事 Samba が 起動しているはずです。
  8. 以上で Windows マシンからネットワークコンピュータを見てみると Be マシンが見えているはずです。
    ちなみに、ウチでとりあえず設定完了したところのスクリーンショットを 載せておきます。
    [BeOS 側のファイル構成] [Windows 側から見た様子]
  9. お疲れさまでした。あと、 boot と同時に Samba を起動させるには、 テキストエディタで
    /boot/beos/system/boot/Netscript を開いて、
    start beos/system/servers/samba/bin/nmbd
    start beos/system/servers/samba/bin/smbd 
    
    /boot/home/config/boot/UserBootscript を開いて、
    /boot/beos/system/servers/samba/bin/nmbd &
    /boot/beos/system/servers/samba/bin/smbd &
    
    という行を追加しておけばよいです。

以上が私が Samba の導入を行った際のメモです。
完全にノントラブルでインストール完了してしまったので、 トラブルシューティングとしては役に立たないかと思いますが、 (2001/04/28 ログが肥大化するというトラブルが起こったので起動するスクリプトを変更しました)
まぁ、何かの参考になれば幸いです。

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