SDL on MinGW+MSYS

ほぼ自分用メモ。
対象環境は、MinGW-3.1.0 + MSYS-1.0.10 + MsysDTK-1.0.1、
SDL-1.2.7, SDL_image-1.2.3, SDL_mixer-1.2.5です。

インストールについて

まず、基本はRoutine-Workさんの、
「Win32 + MSYS + MinGW 2.0 で SDL の開発環境を構築」を参照するのが良いと思います。
大変よくまとまっていて、非常にありがたい文章です。

で、微妙にアレンジ。

SDLは必ず1.2.7(以上)を使用する。
(1.2.6までには、次の3.項で書くのと同じ問題があるため。)

SDLのmake installまで完了したら、/usr/local/bin/sdl-configをエディタで開いて、

--- /usr/local/bin/sdl-config.org
+++ /usr/local/bin/sdl-config 
@@ -39,7 +39,7 @@
       echo 1.2.7
       ;;
     --cflags)
-      echo -I${prefix}/include/SDL  -Dmain=SDL_main
+      echo -I${prefix}/include -I${prefix}/include/SDL  -Dmain=SDL_main
 
       # The portable way of including SDL is #include "SDL.h"
       #if test ${prefix}/include != /usr/include ; then

とかしておくと、以降の作業時に便利。

SDL_image-1.2.4及びSDL_mixer-1.2.6がリリースされました。
以下の手順は不要になったようです。
2004/08/05現在の最新安定版SDL_image(1.2.3), SDL_mixer(1.2.5)は、
そのまんまmakeすると、実行時にロード出来なかったりするdllが出来てしまいます。
(これは、MinGWのdllの作り方が3.0から変更になったのが原因らしい？です。)
そのまんまじゃ困るので、以下その罠の回避方法。

安定版を置いたのとは別の場所に、cvsの最新版を取ってきます。

% cvs -d :pserver:guest@libsdl.org:/home/sdlweb/libsdl.org/cvs login
password:[enter]
% cvs -z3 -d :pserver:guest@libsdl.org:/home/sdlweb/libsdl.org/cvs checkout SDL_mixer
% cvs -z3 -d :pserver:guest@libsdl.org:/home/sdlweb/libsdl.org/cvs checkout SDL_image

ここのパスワードは何も入力せずに[enter]で良いです。

最新版のソースから、Makefile.am, acinclude.m4, ltmain.shの
3つのファイルを安定版のソースに上書きコピーします。
SDL-1.2.7から、depcompというファイルをコピーしてきます。
あとは順に以下のように入力、実行してから、
通常通りconfigure, makeを進めていけば完了です。
% aclocal % automake ... % autoconf
automake実行時にいくつかファイルが足りないっぽいメッセージが出たりしますが、
無視しても構いません。
なお、SDL, SDL_image, SDL_mixer共に、
上記の対応がなされているのが2003/11/19あたりなので、
リリース日がそれ以前な他のSDL拡張にも同様の問題があるかも？

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